どうも!
かごです!
今回は、古事記の中に書かれている熊襲征伐(クマソセイバツ)の話に関係した「若尊鼻ーわかみこばな」の紹介です。
それでは早速、国分敷根へ行ってみよう!
霧島錦江湾国立公園の「若尊鼻」
国道220号線を鎌田建設から敷根清掃センターの方へ向かって行くと…
右手の方に霧島錦江湾国立公園「若尊鼻」の看板が見えてきます。
そしてそこから綺麗に舗装された田んぼ道を通ると、桜島と錦江湾が見える無料駐車場に到着!
「えーー!何ここ海キレイ~」
ちょっとテンションが上がった
私達夫婦
ウキウキしながら車を停め
若尊鼻の遊歩道入口へ行ってみると…
「足元・岩場にはじゅうぶん注意しましょう」
と書いている看板が…汗
え?
大丈夫なんココ?
ちょっと不安になりつつ前へ進むと、岩場で釣りをする人がちらほら見えます。
よかった~
人いて…
と、安堵すること約1分で
「この先、落石・転石の恐れあり」
という看板が再び!!
(;゚Д゚))
夫はこの看板と、前にある木々や葉っぱを見て
「ママ…帰ろうよ!」
と、言いだしましたが
「うんにゃ!行ってみっが!」
と、私から強く言われしぶしぶ前へ…
「ギャ~!虫が~虫が~」
夫は、虫が大嫌いなので、タオルをブン回しながら半泣き状態w
私はそんな夫を盾に、後ろから川口浩探検隊のBGMを脳内で流しついて行きます!
ちなみにこの道を歩く時は、半ズボンや短パンは避けた方がいいかもしれません。
そして、歩きやすい靴で行った方が絶対いいです!
場所によって違いますが、道の幅は1メートル前後で、危ない所は雑草が邪魔をして50㎝の所もあります。
こんな感じ↑で、倒木もあるので本当に気を付けて歩いてください。
「汗が凄い…」by夫
片道約1キロという遊歩道ですが、アップダウンの激しい道なので結構疲れます。
それから、さっきまでビビッていたこの看板ですが、心が折れそうな所で、あと670m・250mと案内してくれるので励みになります。
また、右手に見える桜島も励みになります。
「あと少し!きばれ!」
擬人法を使って自分を励まし
いざ若尊神社へ!
霧島市って凄い!歴史のある若尊神社
そしてやっと着いた「若尊神社」はメッチャ開放感のある素敵な場所でした!
桜島を何も邪魔されず独り占めできる空間はいいですね…
ここで夕日や初日の出を見たら最高かもしれません。
さらに、赤い鳥居の左斜め上には、まるでナウシカのオウムのような、不思議な祠(ほこら)がありました。
祠というと、家の形みたいな殿舎をイメージしていましたが、ここは浸食された岩に神武天皇(ジンムテンノウ)と日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀っています。
また若尊鼻は、熊襲征伐の時、ヤマトタケルノミコトが敵前上陸の第1歩をしるした場所とも言われています。(諸説あり)
熊襲と言えば、妙見にある熊襲の穴が有名ですが、私はぶっちゃけ熊襲って何なのか知らなかったんですよね…汗
なのでウィキペディアで調べてみると…
熊襲(くまそ)とは、日本の記紀神話に登場する、現在の九州南部にあった襲国(ソノクニ)に本拠地を構え、ヤマト王権に抵抗したとされる人々。
とあります。
つまり、九州南部に住む民族だったんですね。
そして、熊襲の人が大和政権に従わなかったので激おこプンプンした景行天皇(ヤマトタケルノミコトの父)が、熊襲を征伐してこいとヤマトタケルノミコトに言って若尊鼻へ上陸!
という流れ(神話)であります…
古事記には、景行天皇の皇子であるヤマトタケルによるクマソタケル(熊襲建、川上梟帥)の征伐譚が記され、日本書紀においては、それに加え、ヤマトタケルに先立つ景行天皇自身の征討伝説が記される。
特に前者は、当時小碓命と名乗ったヤマトタケルが、女装しクマソタケル兄弟の寝所に忍び込み、これらを討ち、その際に「タケル」の名を弟タケルより献上されたという神話で有名である。
でも、16歳のヤマトタケルノミコトをなぜこんな所へ向かわせたのかは、ヤマトタケルノミコトが双子?の実兄を無残に殺害したもんだから、景行天皇がビビって熊襲へ送った説もあるそうで…
それから、新築祝いの宴で賑やかな所を狙って、おばの衣装を借り女装してその中へ入り、熊襲タケル兄弟を殺したヤマトタケルノミコトですが、その殺害の場所が熊襲の穴と言われています。
しかし、新築祝いの宴で殺害されているのに、何故穴なのかは素人の私にはさっぱり分かりませんwww
それから、やたらタケルタケルって名前があると思うんですが、昔は、地域名+タケル=英雄だったようです。
なので、当時小碓命(おうすのみこと)から、ヤマトタケルノミコトになったのは、それだけ影響力のあった人物って事ですね。
また、熊襲関係の話をネットでググっていくと、本当にいろんな話があって面白いです↓
歴史は苦手なんですが、隼人塚歴史館や国分郷土館に行ってみようかな~
若尊鼻は釣りのスポット
さて…
話を戻しますが…
若尊鼻に来てビックリしたんですが、ここって釣りをする人が結構多いんですよね…
中には、小型ボートで釣りをしている人もいました。
せっかくなので、地元の方に何が釣れるか聞いてみると
「アジやサバ、タイなんでも1年中釣れるよ」
と、教えてくれました。
それから、今は墓地になっている所に昔はヨットが沢山置いてあったそうです。
そしてその名残りが遊歩道入口の近くにありました。
この線路からヨットを移動させていたとは驚きです。
あら?
魚のおこぼれを貰うのかな?
海岸沿いには人慣れした猫も沢山います…
散歩の途中で独り言が聞こえると思ったら、お爺さんが猫に話しかけていたので、いろんな意味でホッとした私…
最後に…
いかがでしたか?
今回は、錦江湾に人間の鼻のようにヒョイと出ている若尊鼻の紹介でした。
散歩するにはやや険しい道ですが、絶景や神社もありますので、是非靴を履いて行ってみて下さいね!
ではでは!
若尊鼻ーわかみこばな
住所
鹿児島県霧島市国分敷根
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